かんれい

かんれい
I
かんれい【函嶺】
箱根山(ハコネヤマ)の異称。
II
かんれい【勧励】
すすめ, はげますこと。

「善人君子の言行録, 最も他人を輔助し, 倡導し, ~する/西国立志編(正直)」

III
かんれい【寒冷】
冷たく寒いこと。
温暖
「~な地方」「~の地」
IV
かんれい【慣例】
これまで行われてきて習慣のようになったやり方。 ならわし。 しきたり。

「~に従う」

V
かんれい【漢隷】
八分
VI
かんれい【環鈴】
古墳の副葬品として出土する青銅製品。 三, 四個の鈴を環でつないだもの。 馬の胸繋(ムナガイ)などに垂らした馬鈴と考えられる。
VII
かんれい【管領】
(1)「かんりょう(管領){(1)}」に同じ。

「東八箇国の~の事は/太平記 14」

(2)支配者。 頭領。 かんりょう。

「終には(連歌ノ)道の~とも成り侍るべし/筑波問答」

(3)室町幕府第一の重職。 将軍を補佐し, 政務全般を総轄する。 初め執事と称したが, のち管領と改めた。 足利氏一門の細川・斯波・畠山の三氏が交代で就任し, これを三管領と称した。 かんりょう。
(4)「関東管領(カントウカンレイ)」の略。
VIII
かんれい【艦齢】
軍艦の建造後の年数。 また, 軍艦の使用にたえうる年数。
IX
かんれい【閑麗】
みやびやかでうるわしい・こと(さま)。

「春朝の~なるが如し/世路日記(香水)」

X
かんれい【関捩・関棙】
(1)ねじ。 ぜんまい。 関捩子(カンレイス)。 転じて, 物事を動かす原動力となるもの。

「此欲と云ふ~に由て動く者に非る莫し/明六雑誌 42」

(2)からくり。 しかけ。

「機器の設~の具/明六雑誌 17」


Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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